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御岳マラソン

御岳マラソンに出場してきました。

 

ウルトラマラソンとフルマラソンのカテゴリーがありまして、僕が出場したのはフルマラソンです。

 

フルマラソンを走るのは何年ぶりだろう。

 

3年前にアイアンマンカリフォルニアで走ってますね。

 

その時のタイムは4時間39分、、、遅いですね。

 

フルマラソン単体では、、、15年くらい前に出たような記憶が。

 

その時は3時間50分くらいだったでしょうか。

 

速く走るのが苦手なので、練習をして3時間を切るぞ!という気持ちにはまったくなれません。

 

じゃあなぜ今回フルマラソンに出ることになったのかという、御岳マラソンは『日本一標高差のあるマラソン』だからです。

 

スピードを出すのは苦手ですが、坂道を登るのは好きです。

 

速いわけではありませんが。

 

普段から山をトレイルを走っているので、坂道を登るのは慣れています。

 

 

大会当日、午前1時30分起床、2時半に友人を迎えに行きます。

 

計2時間30分の運転で、大会会場の岐阜県下呂市小坂町のきこちゃんスタジアム到着です。

 

このあたりは登山で何度も来ているので、ナビなしでこれます。

辺りはまだ暗い中、受付に向かいます。

 

現在午前5時、フルマラソンは午前6時スタートです。

 

ちなみにウルトラマラソンは午前4時にスタート済みです。

受付会場です。

 

あ、まだ午前4時40分でした。

 

受付は午前4時30分から5時50分と書いてあったので5時を目指してきたけど、ちょっと早すぎましたね。

 

もうちょっと寝ていればよかった。

受付はあいうえお順です。

 

めずらしいですね。

受付を済まして、6時のスタートを待ちます。

 

受付でじ、、、男性のお年寄りが「6時のスタートまで何をしていればええんじゃ」とボランティアの人に絡んでしました。

スタートの時間になりました。

 

みんな速そうですね。

 

ぼくらは遠慮して中盤からスタートさせてもらいます。

スタートしてきこちゃんスタジアムの敷地を出ると、まさかの歩道走行です。

 

交通規制は全くしていません。

 

走者は約200人、歩道はきつきつで前に出ることが難しいです。

スタートから10分程で人がばらけて自分のペースで走れるようになりました。

 

とはいえ先は長くて険しいので、頑張りすぎないように走ります。

御岳へ向かう前に厳立峡に向かいます。

 

御岳登山のために何度も通っている道ですが、ちょっとそれるとこんな場所があるなんて知りませんでした。

厳立峡は日本一の溶岩流の断面だそうです。

厳立峡への寄り道を終えると、御嶽方面、鈴蘭峠を経てゴールの濁河温泉を目指します。

 

何度も車で通っている道だけに厳しさが分かっているのでワクワクします。

26.7km地点の太平展望台補給所までノンストップで来ました。

五平餅と塩タブをいただきました。

 

あと16km、後半に長くてきつい上りがあるのが分かっているので走れるのか不安です。

 

もうワクワクしません。

脚はぱんぱん、お腹はぺこぺこ、後半の長い上りはまったく走ることができず、とぼとぼ歩いて37.7km地点の濁河温泉クロスカントリー補給所にたどり着きました。

 

長い上りではゴボウ抜かれでした。

 

ぼくより年配に見える男性や女性が走って抜いていく姿を見ると、練習不足を痛感します。

 

ゴールまであと4.5km、お腹がぺこぺこなのでここでしっかり食べていこうと思ったら、ここの補給所には飲み物しかありませんでした。

 

仕方ないのでコーラをコップ2杯いただきました。

 

ここ、雲がなければ正面に御嶽山の継子岳が見えているはずなのですが、今日の御岳山は一日雲の中でした。

いよいよ最後の難関、濁河温泉です。

 

ゴールまであと4kmちょっと。

 

正面は御嶽山の継子岳、頂上は雲がかかって見えません。

コーラを飲んでちょっと復活するかと思ったけど全く無理で、積雪期にいつもスタックした濁河温泉の急な上りを歩きで進みます。

歩きですが最後の折り返し、御嶽山登山口までたどり着きました。

 

走ってきたかった。

最後の折り返しからはほぼ下りだったので、なんとか走ってゴールのグラウンドまで来ました。

 

最後に400mトラックを一周しなければいけません。

ゴールまで約50m。

ゴールまで約5m、誰だか知らないけどノリのいいおじさんが迎えてくれます。

4時間40分程でなんとかゴールしました。

 

アイアンマンカリフォルニアのマラソンタイムとほぼ同じですね。

 

もう脚もお尻もバキバキです。

ゴール後はいろいろおもてなしが。

 

お腹がペコペコだったので、一番手前の魚の揚げたのが美味しかったです。

 

鉱泉がゆはぼくには合いませんでした。

 

ここはスタートから42km地点なわけで、ぼくはもう一歩も歩きたくない状態なわけですが、ウルトラの部の人たちはここからさらに70kmも走るわけです。

 

ばかじゃないの。

最後の折り返しから下ってきた激坂を上り返したところにある、濁河温泉市営露天風呂できれいになってからバスでスタート地点まで送ってもらいます。

 

お風呂できれいにならないとバスに乗せてもらえないのです。

 

ゴール地点からスタート地点のきこちゃんスタジアムまでバスで2時間かかりました。

 

補助席に座ったのでかなりつらかったです。

 

でもウルトラの部のひとのことを考えると、、、ばかじゃないの。