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入院

現在入院中です。

意表をついて社長ではなくぼくが。

4日前の朝、目覚めると倦怠感と喉に軽い違和感がありました。

5月初旬からの調子悪さはだいぶ良くなり、身体を動かし始めていたので残念です。

その後、喉の違和感はだんだん強くなり、夜には熱っぽく、唾を飲んだ時の痛みと呼吸のしづらさを感じ出しました。

翌日目覚めると、喉の痛みはさらに強くなり、右顎の下を触るとしこりがあり強い痛みを感じます。

扁桃腺炎かな?と思い、直ちに耳鼻咽喉科へ。

どうやら扁桃腺は腫れてはおらず、喉の周りが炎症しているので痛いのはそのせいだろうとのことでした。

炎症を抑える薬と痛み止め、あと花粉のアレルギーの薬をもらい、それで腫れはおさまるだろうと期待して翌日です。

土曜日、早朝から痛みで目覚めます。

唾を飲むと激痛です。

水を飲んでも激痛、さらに呼吸のしづらさ、窒息しそうな感じで気が遠くなりそうになります。

痛みは我慢できるものの、呼吸が苦しいのは我慢できません。

昨日の今日で、再び病院へ行くのは如何なものかひとしきり悩みましたが、呼吸ができなくなりそうな恐怖には勝てないので、昨日と同じ耳鼻咽喉科へ行くことにします。

ネット予約をしようとすると午前8時10分現在、ネット予約時間外でした。

出かける準備をしつつ午前8時35分、確認するとネット予約は開始されていたものの、すでに予約人数65人で受付中止になっていました。

眩暈がします。

かなりの人気店ですね。

予約なしでも診療は可能ということなので、待つのを覚悟のうえで向かいます。

車で走り出して直ちに後悔、息苦しくて意識が遠のきそうになりました。

車は停めて救急車を呼ぼうかと思いつつ、窓を開けて深呼吸をしたら落ち着いたので、深呼吸を続けながらなんとか病院に無事辿り着きました。

病院の中はかなりの順番待ちの人です。

受付で、昨日も来たけどさらに腫れが酷くなり呼吸がしづらいことを伝えて順番を待ちます。

待合室でマスクをして待っているとちょっと辛くなってきたので、外で待ちたいと受付に伝えに行こうとしたら、ちょうど診察室の中から看護師さんが出てきて名前を呼ばれました。

呼吸しづらいかと聞かれ、しづらいですと伝えると順番を抜かして案内されました。

待ってた人、本当にすいません。

よ「昨日より腫れが大きくなってる感じで、痛みもひどいです。薬を飲んだら腫れたところに引っ掛かる感じで。水を飲んだら窒息しそうになります。」

と、すごく辛そうな伝えました。

実際辛かったですし。

すると、昨日は使わなかったカメラを持ち出し、鼻の穴からグイグイ入れてきます。

カメラを鼻から抜いて

先生「喉にしこりができてます。現在はそれほどでもないですが、大きくなると窒息の恐れがあるので対応をできる病院に入院になります。八事日赤へ紹介状を書くので行ってください。ここまでは車で?迎えにきてもらうかタクシーにしてください。」

ということで、紹介状をいただき、タクシーを呼んで、一度自宅へ帰り入院の準備をして八事日赤へ向かいます。
病院の駐車場に残した車が心配です。

退院したら直ちにとりに行きます。

久しぶりの八事日赤です。

2年半ぶりでしょうか。

あの時は社長が救急車での来院でしたが。

なんかすごい体温計が。

35.9度でした。

低めです。
懐かしい場所、救急受付です。

あの時はここで深夜まで数時間待たされました。

あ、そうそうタクシーで一度帰宅した時に、社長に

よ「八事日赤に入院することになった、詳しいことは落ち着いたら電話するわ。」

社長「あなた八事日赤に入院できるの!あそこ入院させてくれんよ!!」

まだ、救急車で行って、痛いから入院させてくれと言っても入院要件を満たしていないということで深夜に追い返されたことを根に持っています。

救急受付で紹介状を渡しつつ順番を待ちます。

呼ばれるとまずはトリアージ室へ案内され、そこで状況を伝え、治療室に通されるか追い返されるか決めるようです。

ぼくの前のお年寄りは追い返されたみたいです。

僕は耳鼻咽喉科で話したことを再び伝えると治療室に入ることができました。
その時に紹介状に入っていた写真を撮影させてもらいました。

どういう向きかはわかりませんが、うずらの卵みたいなやつですね、僕を苦しめているのは。
治療室ではいろいろなコードを繋がれてかっこいいです。

痛み止めやら炎症止めやら、次々と点滴も打ってもらえます。

KN3号と共に。

KN3号ってのは常に入れてますけど、これはポカリスエットみたいなもなんですね。

だからすごくおしっこが近い。

診療するのも、血液摂るのも、点滴受けるのも、CT撮るのも、レントゲン撮るのも全部ベッドの上での移動なんですよね。

自分の子供くらい年齢の女性にベッドを押してもらって移動するなんてなんか心苦しくて

よ「全然自分で動けますけど。」

と言ったら、

娘「いえ、救急病棟ですから。」

うんよくわからんけどあきらめた。

あ、そうそう今回入院も生まれて初めてなのですが、造影剤を使用してCTを撮るのも初めての経験でした。

キュイーン!ってまわってるし、途中で造影剤注入します!って、なんかもう、あれ、エヴァんげりおんですね。

造影剤で気持ち悪くなったり蕁麻疹出たりします、中にはアナフィラキシーショックが出ることもあります、でも大丈夫、ここで対処できるから。などと脅されましたが、僕は何も出ませんでした。

いろいろ検査を終えて、入院の準備が整うまで救急治療室のベッドの上に放置されていたのですが、先ほども申した通りおしっこが近いんですよね。

がまんしたんですよね、大人ですから。

みなさん忙しく働いてる中で、変なおっさんがおしっこしたいなどというと迷惑かなと思ったりするわけです。

ほら、いろいろ繋がってるし。

病室に案内されるまで我慢しようと決めてたんですよね。

でも無理でした。

次に人が近寄ってきたらお願いしようと決めました。

来ませんでした。

そりゃそうですよね、みんな僕にはもう用事はないのですから。

変な汗が吹き出してきます。

ちんちん押さえて耐えます。

病室の準備ができたということで人がやってきました。

よ「おしっこが限界なんですが。」

看「あー、ちょっと待ってくださいね、じゃあ病室へ行く前に。」

ということで連れて行ってもらえました。

歩いて行けるのですが。

でもそれはダメみたいです。

トイレに寄ってから3階の病室に移動します。

ベッドのまま。

歩いて行けるのですが。

ベッドを押すのが屈強なマッチョとかならともかく、自分の娘くらいの看護師さんなので心が痛い。喉も痛い。
病室です。

KN3号と共に。

ここで2日ほど過ごす予定です。

ねろ様に会えないのが辛い。

あ、そうそう、土曜日にねろ様は病院へ行かなきゃいけなかったのですが、社長が連れて行くといっていたので、病院どうだった?と聞くと

社長「ねろ君はあるかないし、私は腰が痛いし行かんかったわ!」

と言われてしまいました。

ねろ様、下痢なのに。
病室からの景色です。

北向きの窓のようですね。

救急車の出入りがよく見えます。

平均すると1時間半に1台くらいの感じでしょうか。
夕焼けが綺麗です。

病室は個室にするか?と聞かれましたが、値段を聞くと1万5千円とのこと。

そんな大金は払えないので迷わず大部屋にしたのですが、4人部屋には僕1人でした。
入れ替わりが激しくて平日は入ってくる可能性があるとのこと。

まあ平日は僕は退院予定なので関係ないです。
入院準備は万端で来たつもりでしたが、踵のある靴と、現在服用中の薬が必要ということで社長に届けてもらいました。

社長「どんな感じ?」

よ「喉にできものが。」

社長「なにぃ、癌か。」

よ「あんたよくそんなこと言うね。」

社長「あんたがいつも言うことでしょう!すぐコロナだとか。」

いや別に僕自身はそんな大病じゃないのは承知なのでいいのですが、社長は病状を知らないので、もし本当に癌で死んだら、あの時あんなことを言って!と自分にダメージが来そうな気がしますが。

面会時間は15分と短いので、直ちに帰ってもらいます。
そういえば血液検査の結果に気になるところがあります。

検査項目のとこに梅毒検査という項目があるんです。

あれ?その可能性あるの?

去年末の時点で完全に白なんですが。

それからは何もしていないので、、、

喉のしこり 梅毒で検索してみると、まあなくはないとい感じです。

もやもやしますね。

いえ、年末の保健所の検査で陰性なので、陽性の可能性はありませんが。

翌日の診察の時に聞いてみたら、疑わしいというわけではなく、入院患者にはみんなするそうです。
夜ご飯です。

うん、まさしく病院食という感じ。

痛み止めが入っていても喉を通す時には激痛です。
夜ご飯を食べたら、19時までしかやっていない一階のコンビニへ買い物です。

完璧な準備をしてきたつもりが、ティッシュ、ウエットティッシュ、あとボールペンが必要でした。

点滴は自分で持って行くスタイルです。

とても病人ぽいですね。
行く道をしっかり覚えておかないと、帰り迷いそうです。

社長、よく1人で来れたな。
ついでに買ってきたボディシートで身体を拭きます。

ボールペンは忘れました。

ここで気づいたのですが、シャツの着替えはどうすればいいのだろうか。

点滴繋がってるし、、、
はい、こうしました。

脱いだシャツの袖に点滴を通すだけです。

点滴が二つ繋がってる時はめんどくさいので、一つだけの時が狙い目ですね。
日曜日の朝ごはんです。

痛み止めやら、抗生剤やら、ステロイドやら、ポカリやらいろいろ点滴してもらったおかげで早朝に目覚めて苦しむことはなかったです。

夜間や早朝にも点滴を変えにきていただき、改めて大変な仕事だなと感じました。

感謝。

ご飯の後は診察をしていただきました。

再びの鼻からカメラグリグリをしていただき、腫れはほぼ引いてるということでした。

痛みがあるのは腫れてはいないけど、皮膚が荒れているからだとか。

明日、再度診察して問題なければ退院です。

耳鼻咽喉科に置いてきた車を撤収して、ねろ様を病院に連れて行かねば。
これは最初にも言われましたが、浮腫が、、、浮腫?腫瘍じゃなくて水が溜まってるんですか?

水なら針でプスッてわけにはいかないのでしょうか。

まあ、その浮腫が大きくなったら気管が塞がるから、管突っ込んだら喉切ったりするよって言われてました。

はい、そりゃもちろん呼吸ができなくなる前にぜひ!という感じです。
昼ごはんです。

浮腫んでないとはいえ、飲み込むの相変わらず激痛です。