今回久々に登山へ行ってきました。
今回行った山は、長野県伊那市の甲斐駒ヶ岳です。
甲斐駒ヶ岳は南アルプス北端の山で、標高は2967m、登山ルートは北沢ルートと黒戸尾根ルートがあり、黒戸尾根ルートは日本三大急登のひとつになっています。
三大急登といってもそれほど危険ではなく、移動距離に対して標高差が大きいことで選ばれているようです。
約9kmで2200m上昇します。
平均勾配24%ですね。

こんな感じです。
自宅を午前3時に出発、中央高速道の小淵沢インターで下りてすぐの尾白川渓谷駐車場へ。

道中ではこんな感じ、名古屋人はあまりお目にかかれない富士山ががっつり見られます。

目指す甲斐駒ヶ岳は左側の高いやつです。

尾白川渓谷の駐車場は、午前6時で結構な車の数です。
人気の山ですね。
夏場は川遊びをしに来る人も多いようです。

甲斐駒ヶ岳登山口です。
こちらはきれいなトイレがあるうえに、登山靴を洗うための水道まで設置されていました。

甲斐駒ヶ岳神社の脇を通って進みます。
張り紙で、『境内での動画撮影SNS投稿禁止』みたいなことが書いてありました。
なんか今時な感じです。

登山道に入ってすぐに尾白川にまたがる定員5名のつり橋です。
けっこう揺れます。
帰り道、このつり橋に近づいたときに奇声を発する若者集団とすれ違ったのですが、普通にスルーしようかと思ったら「こんにちわ!」ときました。
今時登山者でも挨拶を返してこない人の多い中、チンピラどもが、熊のぬいぐるみとおもちゃの剣を背負った変なおっさんに挨拶をしてきてびっくりです。
見た目で判断して自分から挨拶しなかった自分が恥ずかしいです。
まあでも大人は見た目で判断するのは仕方ない。

登山道に入ると、、、いや、車を降りた時からしっかり秋を感じます。
ついこないだまで短パンランニングで行動していたのがウソのようです。
防寒着をしっかり持ってきてよかった。

登山道はすごく整備されていて、地図を見なくても迷うことはないです。
日本三大急登といってもがんばれば走れなくもなく、トレイルランナーにも人気のルートのようです。
本日も何人かトレイルランナーがいました。

登山開始から約1時間半で二合目です。
まだ二合目?って感じですね。
ちなみに一般コースタイムは上り8時間、下り6時間半のようです。

苔苔しい八ヶ岳っぽい所を経て

二合目から約30分で三合目通過です。
この辺りなんてすごく楽しく走れそうですね。

第一の危険ポイントの刃渡りです。
一応切り立ってはいますが、ぜんぜんイージーでした。

刃渡りを越えると階段やはしごが出てきます。
ちょいこわですね。

はしごでぎゅんぎゅん高度を稼ぎます。

たぶん四合目です。
柱の標識は見当たりませんでした。
三合目からは約20分。

約30分で五合目の屏風岩です。
ここからはだいぶ怖くなります。

連続のはしごで屏風岩をよじ登っていきます。

ふぅー、一息ついて振り返ると、先ほど抜いてきたおじさんがよじ登っています。
こうして見るとけっこうな高度差ですね。

急登をよじ登りつつ六合目通過、五合目からちょうど30分でした。
だいたい、2~30分間隔のようですね。

六合目を越えてすぐのここ、垂直のはしご、ここが甲斐駒ヶ岳最恐ポイントです。
写真では伝わらないなー、バックが緑で伝わりづらいですが、ここ結構切り立っていて高度感がすごいんです。
軽い高所恐怖症のぼくでぎりぎり通過できた感じでした。

ぎりぎりポイントから10分ほどで、唯一の山小屋に到着です。
水の補給とかっこいい手拭いを購入します。

ほら、かっこいいです。

七丈小屋が七合目かと思っていたら、改めて七合目が現れました。
ややこしい。

七合目から10分ほどで最初の刀が現れました。
テンション上がりますね。

いったいだれがなんの目的でこんなことをするんでしょうか。
なぞです。
かっこいいからいいです。
背負ってきたクマとグレートソードで撮影会です。
うん、まんぞく。

第一刀から十数分で八合目です。
ここで一気にテンションマックスです。
おわかりでしょうか?

あれが有名な二本剣ですね。
くぅー、かっこよすぎる。
ほんと、いったいだれが何のためにあんなところに剣をさしたのか。
おれか、まさかおれがクマのぬいぐるみとグレートソードを持ってくるのを予言してのことか?などと馬鹿なことを考えつつ先に進みます。

ついでですが、鳳凰三山の向こうに富士山が見えています。
富士山も二本剣の前ではぜんぜん存在感ないです。
脇役ですね。

ちょっと近づいたので撮影しておきました。

八合目から30分で九合目です。
二本剣は九合目にあります。

はいかっこいい。
二本剣と雲海と富士山。
甲斐駒ヶ岳はここがクライマックスですね。
ちなみに甲斐駒ヶ岳の人気のルートは、ここを通らない北沢ルートです。
ありえません。
長居してしまいました。
もうお腹ペコペコなので、頂上へご飯を食べます。

最後にもう一度、少し高度を上げて撮影。
最高。

頂上が見えてきました。
右側の祠のある所が頂上のようです。

頂上の前に、手前の駒嶽神社へ。

駒嶽神社からの富士山がいい感じでした。
まあ日本剣に比べたら全然大したことありませんが。

甲斐駒ヶ岳頂上には、まあまあの人影です。

甲斐駒ヶ岳登頂。
気温は高くないけど直射日光がきつく、ちょうど過ごしやすい陽気なので、頂上でしっかり休んでいきます。

気圧の変化でぱんぱんに膨れ上がった赤いきつねと

ぬるくなったモンスターエナジーでお腹回復。

お腹も満たされたので追加で撮影。
こちらの標識

裏はなぜか東駒ケ岳です。
なんか近くにいた人が大きな声でうんちくをたれていましたが、忘れました。
たしか登ってくる方向がどーとか。

こちらは幻想的な北沢ルート。

こちらは登ってきた黒戸尾根ルートです。
だいぶ切り立ってますね。

八ヶ岳バック。

富士山バック。
満足したので正午下山開始です。

午後から曇り予報でしたが、予報より早く雲が上がってきました。

雲の中に突入、幻想的な感じです。

汗だくで登ってきましたが、帰りは日が陰ってちょうどいい。

15時30分、無事下山しました。
甲斐駒ヶ岳の二本剣、最高でした。
マイフェイバリットマウンテン認定ですね。
今度はトレイルランでもいってみたいです。
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