先週あたりから東海地方周辺でも雪山登山の山行が上がってきました。
冬支度を終えた僕も、行かない理由はありませんよね。
ということで考えました。
全国的に天気がよくないので景色は期待できません。
雪道トレーニングと割り切って、自宅から登山口まであまり遠くなく、天気予報で強風予報が出ていないところ、候補として岐阜県の大日が岳か去年断念した福井県の荒島岳か。
荒島岳は頂上付近の景色がとても素晴らしいらしく、前回行ったときはガスで真っ白で頂上付近の景色を見られなかったので、こちらは好天予報の時に行きたいです。
それにちょっ遠いです。
大日が岳は雪山に行き初めてすぐに行ったのですが、あまり大変だった記憶がありません。
それに東海北陸自動車道のひるがのサービスエリアのスマートインターチェンジを下りてすぐです。
それに二日前に行かれた方たちの山行を見ると、雪深くてだいぶラッセルをたのし、、、苦しまれた様です。
こちらでもスノーシューを思いっきり楽しめそうです。
といことで今シーズンの雪山初めは大日が岳に決定です。
朝4時に自宅を出発し約1時間半、ひるがのサービスエリアに着くころには雪が降り始めました。
ひるがのサービスエリアは結構な積雪なようです。
下道は真っ白です。
高速道路を下りてからは約10分ほどで登山口の駐車場に到着します。
みなさんの山行を見ると、登山口の駐車場手前の坂道でダメだったいう方がチラホラいらっしゃったので、スタッドレスタイヤにチェーンを巻く覚悟で来ました。
まずは登坂の最初から対向車が来ませんようにと祈りつつ勢いをつけて登りました。
あっさりと駐車場到着です。
駐車場には3台分のスペースがあります。
いまのところ僕以外に登山者は居ないようです。
平日だからいいですが、土日なんかはどうするんでしょうか。
気温はマイナス1度です。
寒いので暖房をつけたままの車中で準備をします。
ここで問題発生です。
いや発生はしてたので発覚です。
近所のコンビニで朝ご飯と登山中に食べるパンやおにぎり、あとカップラーメンを買ってきたのですが、箸が入っていませんでした。
はい、箸を使って食べるものを買ったときには何も言わなくても当然箸とおしぼりが入っているという、日本的サービスが外国人にも伝わっていると思い込んでいた僕が悪いです。
僕が悪いとは思いつつ途方にくれます。
車内を保存していないか探してもありません。
寒い山の中で温かいカップラーメンを食べて身体をあたためつつお腹を満たすのはとても必要なことです。
もしや!と思ってゴミ箱を漁ってみたら箸が出てきました。
奇跡です。
ものぐさな自分の性格を褒めてやりたいです。
この、いつ使ったか覚えていない箸をアルコールシートで除菌して使用することにします。
そんなことをしているうちに外は明るくなってきました。
ヘッドライトなしで登山開始です。
登山開始早々にアイゼンを装着します。
ここで再び問題発生です。
ハイキングシューズ用にカットしてしまったアイゼンのひもが買ったばかりのモンベルの型落ちセール品の登山靴では短すぎます。
登山靴は大きいんですね。
保温材とか入っているからかな。
思いっきり引っ張って、なんとか引っ掻けるとこに1cmくらい出てくるのでとりあえず今回はこれで良しとします。
ただ本格雪山ではこれでは不安なので、帰ったら紐だけ購入しなければなりません。
切るんじゃなかった。
山道は二日前にたのし、、、苦しまれた方たちのトレースがしっかり残っていてとても楽にすすめました。
残念。
それでも久々の雪山なうえ、今年は夏山シーズンの間もあまり山へ行かなかったので山の登坂能力の低下を感じつつ頂上をめざします。
トレースがなく雪をラッセルしながら進むことになっていたら、もしかしたら頂上までたどり着かなかったかもです。
鍛えないと。
登り始めて約2時間半、大日が岳頂上が見えてきました。
いや、見えていませんね。
頂上は雲の中です。
予報通りです。
登り初めにすこし青空が見えていたからすこし期待をしてしまいましたが予報通りです。
いいです、今日はトレーニングですから。
あちらの稜線は高鷲スノーパークの方から登る尾根ですね。
ゴンドラ利用なら往復2.4kmで頂上へ行けるそうです。
前回に来たときは、あの尾根をスノーボードやスキーを担いで登ってきて滑って下りていく人が結構いましたが、今日は全くいませんでした。
山スキーをするにはまだ雪が少なすぎる感じです。
天気が良ければ頂上から一度高鷲スノーパークへ下りて、ゴンドラ頂上駅にあるレストランで食事をして帰るってのもありですね。
なんか明宝ハムのハンバーガーとか美味しそうです。
登頂です。
予報通り雲の中で眺望ゼロです。
誰も居ません。
雪も降ってきました。
寒いのでそそくさと撮影をして、ちょっと下った寒くないところで休憩をすることにします。
景色がないので代り映えしません。
人もいないのでクマの雪だるまを制作していくことにします。
寒いのにむきになって作り続けました。
この台の上いっぱいに制作しようかと思ったけど、そこまではむきになれませんでした。
寒いので。
雪質がいいせいか、クマの鼻の形もくっきりです。
お気づきでしたでしょうか、こちらと
こちらにも。
この後の大日が岳の山行で『頂上にかわいいクマちゃんが!』と投稿された僕の勝ちです。
でも今日は人が皆無なので僕の勝ちの可能性は薄いですね。
下山時、若い男性一人とすれ違いましたが、なぜかヘルメットをかぶっていたりしてどう見ても『クマちゃんかわいい!』というタイプではありませんでしたね。
寧ろ正面から大きなクマのぬいぐるみを背負って下ってくるおっさんとは目を合わせないように、おっさんが「こんちわ!!」と言っても聞こえないような音量でボソボソと何か言っているレベルだったので、彼が『クマちゃんかわいい!』って投稿してたらビックリです。
麓が見えてくると雲がはれてきましたと雲が晴れてきました。
晴れてきたというか上の方だけ雲がかかっている感じですね。
さらに下りると青空も見えてきました。
高鷲スノーパークにスキー客はいませんね。
やっていけるのかな。
下山です。
あれ?山頂まで7kmって書いてありますね。
実際は5.5kmで往復11kmです。
ひどいウソつき看板ですね。
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