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IRONMAN CALIFORNIAその7

昨日は、拗れた境界立会いのせいで25時まで残業だったので、お疲れの様子の社長様とねろ様。

まあ、お昼を食べた後は眠くなりますよね、最近の飲食店は睡眠薬を盛ってくるのかな。


ヨセミテ午前6時、まだ日も上らない薄暗い中、まずは宿のチェックアウト。

本日の予定は4マイルトレイルでグレーシャーポイントへ行き、帰りはぐるっとパノラマトレイルを経て、バーナルフォール、ハッピーアイルトレイルヘッドへ。

元気だったら数キロ走って宿の駐車場に放置した車まで、元気なかったらバスでって感じ。

まあお昼、遅くても13時には帰って来れるかな。
まだ薄暗いヨセミテ渓谷を行く。

こちらの日の出はこの時期午前7時過ぎ。

サマータイムかなんかかな?知らんけど。
なんか特徴的な岩。センチネルドームってやつかな。知らんけど。
4マイルトレイルヘッド。

ここからトレイル開始。
4マイルトレイルはこんな感じ、最初はなだらかに高度を稼ぎ、後半は階段やつづら折れで一気に高度を稼ぐ。
途中もすごい景色の連続。

あちらにヨセミテフォールかな?水はないけど。
ハーフドームが見えてきた。
なんかすごい尖ってる。
ヨセミテフォールと同じくらいの高さに。
あと1.6マイル。
グレーシャーポイント到着。

思わず、おーー!ってなる。

日本では見られない光景ですよね。
ハーフドームの頂上に人影のようなものが。木かな?

許可制でいけるらしいけど、ほぼ垂直の壁を柵を使ってよじ登っていくようです、そういう怖いのは興味ありません。
見下ろす感じでヨセミテフォール。水はないけど。

なんか柵を越えて岩の上に立つ人もいるらしいです。バカじゃないの。

素晴らしい景色の元バレットタイム。

 

手動だからゆれゆれ。

なんかいい感じの建物でドヤ顔。
すごくいい感じの景色とドヤ顔。
なぜかフリーズしてるリス。
フリーズしているので、向きを変えて撮影会。

いつまでもグレーシャーの眺めを楽しみたいとこだけど、次の予定もあるので、パノラマトレイルで下山開始。
麓まで8マイル。
渓谷をぐるっと回るのでいろんな角度でハーフドーム。
こんな感じ。

まだ先は長いので急いで下山。
パノラマトレイルブリッジ。

なんかとても危険なのが伝わってきます。
絶望的な危機感が伝わってきます。
ハーフドーム後ろ側。
ネバダフォールが見えてきた。

この辺りからは反対側から登ってきた人があらわれる。
バーナルフォールを見下ろす。

なんかもう高度感がすごくて腰が引けるんです。

拡大すると、滝のすぐ横に人が!

 

そうあそこまでいけるんです。

この辺りから看板に『ミストトレイルは通行止めやで、通れるのはジョンミューラートレイルだけなんやで』って張り紙がしてあるけど、あまり深く考えずにバーナルフォールを目指してグングン下る。

この辺からなぜか中学生か高校生くらいのカップルのような二人組と熱いバトルが始まる。

奴らは普段着、靴も普通のスニーカー。

こちらはトレイル装備。

追いぬいたら、男の子の方が付いてくる。

彼女らしき女の子を置き去りにして。

撮影している時に抜き返され、彼らが先行。

もう抜かないようにぐんぐん下る。

そして彼らが先行でバーナル到着。

すごい高度感。
あの道で帰るのか。

予定よりだいぶ時間がかかったから、さっさと下りるか、あの道はどこから行くのかな?と探してたら、それらしき道が厳重に柵で閉ざされてる。

ミストトレイル。

( ゚д゚)ハッ!ここでようやく看板の張り紙の意味に気づく。

滝へ下りていったら、また同じ道をのぼり返して来ないかんでー、って意味だったのか!

今来た道を戻るのか。。。

なんか熱いバトルに夢中でずいぶん下ってきた気がする。

僕らはすでに山道を20km以上走ってきたし、2日前にアイアンマン を完走していて疲労困憊。

駄菓子菓子のんびりしている暇はない、時間はすでに下山予定の13時近く。

下山して、着替えて、車でサンフランシスコへ移動、明るいうちにちょこっとフィッシャーマンズワーフを観光して、魚介の入ったドロっとしたスープを食べるつもりなのに。

ワイワイ楽しく走ってきた道を、帰りは黙々とのぼる。

僕も同行者を完全に置き去り。

15分ほどで分岐へ。

意外に近くて一安心。

同行者を待ちながら周りを観察していると、熱いバトルを繰り広げたカップルがおじさんおばさんと合流している。

 

どうやらカップルじゃなくお兄ちゃんと妹って感じだったのか。

 

彼女を置き去りで冷たい彼だなと思っていたけど、兄弟なら納得。

 

ほどなく同行者が追い付いてきたので下山再開。

 

そうそうに先ほどの家族を抜き去ると、、、またついてきた。

 

今度はお父さんお母さんも置き去りで。

 

なにが彼の心に火を付けてしまったんだろうか。

 

結局まくことはできず、暑いバトルは麓まで続きました。

 

予定より2時間ほど遅く下山。

疲労困憊でとても走る気にもなれず、シャトルバスにて駐車場へ。

そそくさと着替えサンフランシスコへ。

 

今回で終わらそうと思ったけど、長くなったので次回へ。

 

つづく。