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霊仙山リタイアふたたび

ブログ作成しようとしたら、日付が2022年だ!

初めて年明けを感じました。

あけましておめでとうございます。

さて、今年の山初め、、、そんな言葉があるかは知りませんが、山初めは霊仙山。

年末に北側から攻めたけど断念。

今回は3本あるうちの一番イージールートで挑戦。

スタッドレスタイヤを装着したことにより、雪の登山口入り口まで行けるようになったのである。



道中岐阜羽島の撮影スポット。

うんいい天気そう。

国道から登山口へ向かう道で歩く登山者が、、、駅から歩いて来たのかな?通過してから乗っけてあげればよかったなと後悔。



除雪の行き届いた駐車場。

これは帰り撮影だけど、着いた時は黒いハイエース一台のみ。

先着ひと組いるのかな?間を空けて停めたら、その間に寄り添うようにちっちゃい車たちが、、、

ここから登山口まで作業路3.5km。

雪がなければ登山口まで車で行けるらしいけど、、、




さっそくスノーシュー装着。

装着中に、先ほどの駅から歩いてき来たらしい若者が、

よ「こんにちわ!」

駅「こんにちわ」

ちょっと陰気な感じだな、重なるのも嫌だし、手早く装着して出発。

ザクザク歩く。

先行者は一名らしい。

足跡がとてもありがたい。



ザクザク歩く。

2人目はほんと楽。

1km20分くらい。

普通の登山スピードよりは全然遅いけど、1人目だと倍くらいかかるだろうから、ほんと誰も入ってない山なんて入るもんじゃないなと。

そんな幸せな歩行を1時間程続けていると、来るべき時が来てしまった。

姿を表す先行者。

どうする俺、音楽を消してペースを落としてコソッと後ろについて歩くか。

いや無理だ、できない、そんなカッコ悪いことは。

ペースを変えずに追い上げる。

よ「こんにちわー!」

先「こんにちわ!結構雪深いですね!!」

よ「いやぁ、ここまで楽させていただきました、ありがとうございます!ここからは僕が!!」

てことで、先行する。

一気に跳ね上がる心拍。

先「すごいガシガシ行きますね!」

よ「基本トレイルランですから!でも先行はきついですね!!これは頂上無理っぽいな。あと1時間半くらい行って引き返すつもりです。」

先「そうですよね、僕も途中で引き返すつもりです。頂上は人いるのかな?」

よ「いや、足跡ないしいないんじゃないですか?あー、違うルートからってことですか、他のルートからはとても無理だと思います。」

先「そうですか、確かに地図で見た時、このルートが初級って書いてあったな。」

そう、積雪時これ以外のルートは命の危険すら感じるのである。

ザクザク歩いていると、すぐ後ろで激しい息遣いが。

こういう時にちょっと距離をおかずにすぐ後ろに着いて歩くと、追いたてられてる気になってペースが上がってしまうと、あれほど言ってるのに、、、あ、君は初対面だから言ってないか、

近いなーと思いつつラッセルしながらガシガシ歩いてると、息遣いがだんだん遠くなっていく。

これはさっさと撒いて、音楽再生を再開しようか。



汗だくでようやく登山口。



だいぶ引き離してやった。



誰も歩いていない道はとても辛いけど、やはり気持ちいいな。

雪山の1人目は、辛楽しいラッセル以上の問題が、道の選択。

積雪の登山道に入ると道が全くわからない。

引き離しては、道を探しているうちに追いつかれるの繰り返し。




道を探しながら急斜面を登ってなんとか汗拭き峠。

先「兄さんのおかげでここまでこれました!」

(´・ω・`)知らんがな。

後ろを見ると駅から徒歩の若者も追いついてくる。

ペースを落とさず、道を探しながら歩きだし、先行者と駅から徒歩を一気に引き離す。


よし、撒いた。






気持ちよく歩いていると見えてくる頂上付近。
眺望が開けるとこまでまだ200mくらい標高差がありそう。

もう無理。

9時スタートして、12時。

帰りは3倍の速さで移動するとしても、、、2時には下山したい。

養老山脈で遭難寸前に陥ってからこの辺はシビアに。

今日は頂上で食べようと、お湯沸かしセットとカップラーメンとコーヒーを持ってきてるのでこれらを無駄にもしたくない。

ここで引き返そう。

てことでお食事の準備をしていると、駅から徒歩の若者が。

先行者は引き返したかな。賢明である。

駅「帽子落としませんでしたか?」

よ「落としました!ありがとうございます!!」

駅「あなたのおかげでここまでこれました!」

(´・ω・`)知らんがな

よ「駅から歩いて来られた方ですよね?どこまで行かれるんですか?」

駅「お猿岩塚までは行こうかと」

そんなのあるんか。

よ「そうですか、駅からだと20km位になりますよね!僕はここで引き返しますが、気をつけて頑張ってください!!」

駅「えっ!、、、あ、はい。」

頑張れ無謀な若者。

流石に止まってると寒くなってくるので、そそくさとカップラーメンとコーヒーを平らげ下山開始。

帰りは足跡を見ながらなので楽ちん。
気持ちよく下ってると、今から登ってくる人が!推定独身30代男性。

よ「こんにちわ!」

独3「こんにちわ」

よ「今からですか、どこまで行かれるんですか?」

余計なお世話と思いつつついつい聞いてしまう。

独3「行けるとこまで、どこまで行かれたんですか?」

よ「すぐそこまでです、1人若い人がなんとか岩まで行くって言ってました、気をつけて頑張ってください。」

これで独3は若い人が帰ってくるまで引き返すことはできんだろう。

さらに気持ちよく下り、登山口を通過、作業路を走ってると、また登ってくる人が!!推定独身50代男性。

よ「こ、こんにちわ!今からですか??」

独5「こんにちわ、登山口まで行こうかと。」

よ「ですよね、気をつけてください。」

流石にそれ以降無謀な独身男性には会わず無事下山。

途中とぼとぼ歩く先行者に追いつき追い越す。

よ「お疲れ様です。」

先「早々に引き返しました。」

よ「正解ですね!流石に無謀でした。来週出発を早めてリベンジしにきます!」

先「きをつけて!」

来週ならルートの記憶も残ってるし、ラッセル要因を1人用意できるから、頂上を制覇できる、、、はず。

おつかれ山。





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コメント: 2
  • #1

    ミス植田 (日曜日, 09 1月 2022 10:37)

    あけおめことよろです!!
    読み応えありました☺️

  • #2

    鹿島 (日曜日, 09 1月 2022 20:09)

    今年もよろしくお願いします。

    登山シリーズと旅行シリーズは長文&動画付きで頑張ります。